なんとなくもやもやしていた。
管釣りに行く気にもなれず、土曜日はずっと家にいた。
金曜日の夜に飛び込んできた仕事のプロットを、月曜日までに考えなければならないし・・・
ちょっと仕事を引きずり~の、睡眠不足もあり~ので、
PCの前に座ったり、横になったり、資料を読んだりしているうちに、あっというまに夕方4時前になった。
いくらなんでも、運動不足だし、気分も晴れないので、近くの川に0番ロッドを持って出かけた。
歩いて5分ってところ。
風もそんなになく、いい感じ。
水面で、ピチャンと跳ねるオイカワを見つけた。
もう、邪魔もののボラの子は下流に下ってしまったようだ。
ボラの子や、シラサギ、鵜がいなければ、こっちのもんだ。
TMC100SP-BLの#22のフックに、ブラックのスレッドのボディー、シルバーのファインワイヤーでリビングして、グレーパートリッジのハックルをパラリと付けた水面に貼りつくソフトハックル。
というか・・・#22だからマイクロ・ソフトハックルといったほうがいいかな。
当然、マイクロソフト社とは関係ない。
クロスにキャストしてすぐに出ることもあるし、スイングしてくると、パシャッ!と咥えたり、途中でリトリーブすると出ることもある。
クンクンクンとロッドティップが軽く曲がる。
生意気にも寄せてくると走るし、ピシャンとジャンプしたりする。
ピントが川面に合って、肝心のオイカワがボケてるけど・・・
14センチ程度になると、結構抵抗する。
#0のロッドだから、少しは面白い。
イッチョマエに渓流魚風にパチリ。
40分ほどで20匹くらい釣っただろうか。
散歩のおじさんが横にやってきて、あれこれ聞いて来た。
何が釣れるのかとか、この色のついた太い糸は何号くらいかとか、どんな鈎なのかとか、おもりはついていないのかとか、投げるのは難しいかとか・・・
こういう質問には慣れているし、別に、嫌ではない。
釣れている時は、ネ。
質問に答えている間も、釣れる。
何匹も、何匹も・・・
そのうちに、こちらも飽きてきた。
散歩のおじさんも飽きてきたみたいで、「じゃ」と言って帰っていった。
ラインをリールに巻きとると、ちょうど陽が落ちるところだった。
気分は、あまり晴れなかったけど、少しは楽になったかな?