夕方、仕事が一段落したし、雨も上がったので、自転車を引っ張り出して出かけた。
これが、2年前に買った折りたたみ自転車。
ハンドルグリップとサドル、タイヤのサイドの色がちょっと派手で、「うーん」と思ったが、安かったし、店先で「買ってちょうだいよ」と言っているように思えたので決めた。
東京時代、高いロードレーサーを買って、盗まれ、その後、マウンテンバイクも盗まれたので、もう高いのを買う気にはならなかった。
どうせ、そのへんをちょろちょろ走るだけだし、車に積んで行って林道を走ることも考え、折りたたみで変速機が付いているのにした。
小さいタイヤだけど、まあ、ちょっとくらいの坂道ならなんとかなる。
あても決めずに自転車でうろうろと走ることを「ポタリング」というらしい。
potter(ぶらぶらする)という言葉からきているとのことだが、
Harry potter(ハリーポッター)も関係あるのかな?
ちょっと走っていたら、金木犀の香りに気がついた。
金木犀の香りをかぐと、なぜか胸が締め付けられるような気持ちになる。
学生時代を過ごした京都には、金木犀が多かった。
その懐かしさのせいだろうか。
渓流が禁漁になって、さみしい気分になった頃に香り始めることも関係があるのかもしれない。
そういえば、この自転車のオレンジ色は金木犀の花の色にも似ている。
河川敷の遊歩道に入ったら、もうひとつ似ている色の花が咲いていた。
キバナコスモス。
高原では8月の終わり頃には見かける。
で・・・・よく見たら・・・・
キバナコスモスの花の陰に、おもしろいものを見つけた。
これ、スイカじゃない?
それらしい葉っぱがついた茎にぶら下がっている。
直径10センチくらいの幼い実。
といっても、今更大きくはならないだろうなあ。
どうなるのかなあ・・・
ポタリングのついでに、時々経過を見てみるという楽しみが増えた。
途中で鳥にでも食べられてしまうのかなあ。
しわしわにしぼんでしまうのかなあ。
しかし、まあ、この時期に・・・