実は、ブログにはアップしなかったが、先日、仕事の隙間の平日に、たそがれ店長とMちゃんとの3人で下伊那方面の川に入ったら、雨で濁流、大増水。
水の少ない支流や沢を求めてジプシーとなったが、結局、出たのは浅瀬に逃げ込んでいたおチビさんアマゴ1匹という情けない目にあった。
今回は正々堂々(?)の三連休の後半の日・月で安曇野に出かけた。
「海の日」にかけて「山」に行ったわけである。
男女フライフィッシャー取り混ぜて総勢12名(!!)の釣りと宴会が目的のキャビン泊まりである。
御夫婦が2組。みめ麗しき独身女性が2名。
あとはまあ、総じておっさんである。私よりは若いが。
しかし、安曇野に着いてみると、・・・川はいずこも大増水。
濁流となっている川もある。
そんなに降っていないという話だったのに・・・
犀川も、梓川も高瀬川も中房川も乳川も鹿島川も・・・やっぱり、濁流ジプシーとあいなった。
鹿島川の車止めからの風景がこれ。もろカフェオレである。
川面からは水蒸気が立っている。雪渓の雪代が入って水温が低いためだろう。
あちこち彷徨ったあげく、穂高の別荘地にあるフライショップ、アングラーズウエストさんで、コーヒーを御馳走になってウダウダ・・・どの川も思わしくないとのこと。
結局初日は、午前中に比較的濁りの少なかった農業用水みたいな川で、土手の上からやって、バラシた小ぶりのヤマメ一匹のみ。芦の隙間にキャストしての釣りなので、当然のごとくからまれてバラした。
イブニングも不発だった。
傷心の泊まりは、烏川の近くのリゾートエリア。
大きなホテルの近くに一棟貸し切りのログキャビンが散在している。
そのうちの一棟。
これは翌朝撮った写真だが、「デカッ!」っていうのが第一印象。
バンガロー風のキャビンを想像していたからだ。
で、ホテルの温泉に浸かって、夜10時頃からの食事。
料理はカフェバーのオーナーご夫婦が前もって仕込んでくれた品々を調理。
ワインバーのオーナー女史もご一緒だから、料理もワインもすばらしいのひとこと。
スペアリブに鹿肉のカルパッチョ、チキンのやわらか煮、サラダもピクルスも絶品。
贅沢なもんだ。
そして、酔うにつれて、竹竿論議に大人の話・・・お酒も進みますわなあ。
で、翌朝は4時半ころから農業用水のような川に出かけて、ウグイに遊ばれてきた人たち以外は、ゆっくり、まったり・・・。
睡眠不足の中、釣りに行って凹んで帰ってきた連中も交えて朝食をたっぷり。そして、チェックアウト。
木曾に行ってみるという4人と分かれて、我々8人は、美ヶ原方面から流れる川に、一縷の望みを託して向かう。
松本を抜け、美ヶ原方面に向かう。
上流部に着いてみるとたいして増水はしていないし、水色もいい。
やっぱり山を変えて正解。
少し下って、小さな蕎麦屋でザルを手繰ってから釣りの準備。
しかしやはり思いは同じというか、安曇野方面から逃げてきたと思われる釣り人の多いこと。
早朝釣り組のうち3人は、車の中で寝ているという。
二日間とも2、3時間しか寝ていないはずだ。
それでもやるという早朝組のAちゃんと、朝寝組のFさん、私の3人は、交替で釣り上がることにした。
なんせ、分かれて入るところが少ない渓だ。
Yさんご夫婦はダム上から。
我々はあちこち移動するも入る所がみつからず、、仕方ないね、ここでダメならあきらめようとダム下を1時間ほどやってみることに。
交替で釣り上がるとAちゃんに、
やっとかわいいイワナ。
私にも、なんとかヤマメが釣れた。
ん?ん?
ヤマメ域のはずだけど、これアマゴ?ん?ヤマメっぽいけど、側線上にあるのは朱点?
ん?ん?
Fさんも、24~5センチのヤマメを釣ったところで、上がる時間に。
イブニングまでやる気力は失せていた。
帰りはビーナスラインに出て、霧ヶ峰から諏訪に降りるという高原ドライブ。
途中、八島湿原近くでロッジをやっている友人のところに寄って、コーヒーを飲んで、ちょっと休憩。
南極観測隊で2回も越冬したこの友人の話を聞いたりして「昭和の香りのするロッジ」(Iさんの表現)を後にした。
昭和の香り・・・壁の昭和基地の地図のせいではないと思う。
ランプの煤で、味の出た部屋のせいだろう。
その後、上諏訪の「片倉館」で温泉に入り、
近くのお好み焼き屋さんで広島焼を食べて盛沢山の釣り旅行を終えた。
みなさんお疲れ様でした。
今回も、初めて会ったのに「え~!」っというつながりや、偶然に驚かされました。
「因縁」ってやつですかね。
不思議に、そういうことが多い私です。